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病名が分かるまで10(安心)

2ヶ月の入院生活で
何が辛かったかというと
子供の事が心配で
それを思うと辛かった。
子供達には、何も言わないで
急に私が居なくなったのだから
きっと淋しい想いを
してるんじゃないかと
それを考えては、遠く離れた病院で
毎晩泣いてました。

検査、検査の毎日。

中でもキツかった検査は
太ももの付け根を切って
カテーテルを脊髄まで通す検査。
筋肉に長い針を刺して
わざと力を入れて電気を通す検査。
目の瞳から注射器で中の液をとる検査。

腸に肛門からバリュームを入れる検査では
普通の人ならバリュームが出ない様に
我慢できるのに私は、我慢できずに
ダラダラと出てきてしまう。
下半身バリュームだらけになり
情けなくて泣きました。

膀胱に水を入れて
尿意を感じたら排泄していいと
先生、看護婦さんの目の前でやった検査。
恥ずかしさで泣きました。

長い病室までの薄暗い廊下を
泣きながら歩いた。
私は、どんな病気なんだろう。
ホントに病気なんだろうか。
子供達に淋しい想いまでさせて
原因がわかるんだろうか。

不安と哀しさで
辛い2ヶ月間でした。

検査の結果、分かった病名は
聞いた事のない脊髄の病気でした。
手術はもちろん、治療法もまだない難病。
産まれつきの病気だったのです。

その病気は中部地方には当時
10人ほどしかいなくその中でも特に
稀な症状だという事で
学会に症例が発表されるほど
医学会ではちょっとした
有名人になってしまったのです。

でも私は、何故かホッとしたのでした。
病名が分かった…
私は病気だったんだという安心感で。

  1. 2009/05/10(日) 23:20:06|
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